4 バンギャ社会の階級構造 -2
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「オバンギャ」という言葉が生まれたことにもこの傾向が現れています。オバンギャとは一般的には25歳程度より上の世代のバンギャを指す言葉のようで
す。それを言うと私もオバンギャに当てはまるので耳が痛いのですが。昔であれば年長者のバンギャほど尊敬されたものですが、今は歳の多いバンギャがいると
若いバンギャが馬鹿にし、「オバンギャのくせにまだライブに来てる」等と悪口を言ったりします。悪い言い方をすれば、「ババアは大人しくしてろ」といった
感じでしょうか。バンギャの世界にもゆとり教育の波が押し寄せているのかもしれません。
長髪を束ねないままヘッドバンキングする者、ピンヒールで逆ダイやコロダイをして暴れる者、派手なコスプレ衣装と髪型で最前列をとり、後ろの客に迷惑をか
けるような者が増えていますが、注意できる者がいなくなっています。また、インターネットや携帯電話を悪用しての個人攻撃も増え、「潰し」は陰湿化してい
ます。ある意味、第一次ブームの頃のヒエラルキーは良い意味でファンをひとつにする役割を担っていたといえるのですが、現代のバンギャ社会にはそうした暗
黙の規律や、年長者を敬う意識が希薄になってきていると言えます。このような文化に触れたことがない人からすれば、ファン同士仲良く楽しくやればいいじゃ
ないと言うところでしょうが、バンドのメンバーと性的に繋がりたい等といった邪な考えをもったファン(=狙い)がいたり、争いの絶えない女社会であるから
こそ、ヒエラルキーの崩壊は重大な問題であると言えるのです。