5 京




Dir en greyの京は、今や多くの若手ヴィジュアル系ボーカリストの目標ともいえる存在です。美しい地声から裏声、ホイッスルボイス、デスボイスなどを巧みに使い分けて曲に表情をつける天才といえます。京の書く歌詞はストレートな嫌悪感をむき出しにしたようなものが多く、グロテスクなものもあるので、聴き手の感情を容赦なく抉ります。
ライブパフォーマンスでは半裸の胸を血が出るまで掻き毟ったり、ピアスを引きちぎったりという自傷行為をステージ上で行います。それには賛否両論がありますが、そういうものだと理解してDir en greyを観ている人にとっては問題ないでしょう。ただ、08年のhide memorial summitでもそのような行為をし、内容の過激さゆえに放映の規制がかかっているプロモーションビデオを流してしまっていたので、そこまでするのはちょっと常識がなさすぎるのでは、と個人的には思いました。
排他的であることも京の特徴で、他のバンドのメンバーなどとは特定の人としか交流がないようです。知らないバンドが「京さん尊敬してます」などと安易に発言すると京の逆鱗に触れることになります。当人は清春を尊敬してやまないそうですが・・・。

(C) 2010 ビジュアル系の歴史